<雨の日の鎌倉中央公園>
雨の日はビニール傘でお散歩だ;鎌倉中央公園・上町屋・深沢周遊
(単独プチプチお散歩)
2016年8月27日(土) 曇後雨
<ルート地図>
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<鎌倉中央公園>
■今週の土壌日もまた雨だ!
今週の土壌日も,先週の土曜日と全く同じパターンである.
つい2日前までの天気予報では,今日の土曜日は曇とのことであった.
”晴れているより,曇の方が登山しやすいな…”
ということで,今日,土曜日の塔ノ岳詣でを楽しみにしていた.ところが前日になって天気予報が一転する.朝の内は曇だが10時過ぎから雨だという.安全のため,雨の日は登山しないことにしている私は,またもや土曜登山を諦める.もし,土曜日が雨跡分かっていたら前日の金曜日に塔ノ岳に出掛けていたのに…
私は,すっかり登山準備を整えていたのに塔ノ岳詣では諦めるしかない.
山へ行かないんだったら,論文書きにでも専念するかということで,仕事を始めるが,何とも気乗りがしない.それでも,朝から1時間,2時間と作業を進める内に,次第に仕事も軌道に乗り始める.仕事に熱中すると時間の経過も早くなる.アツという間にお昼になる.
■雨の中,午後からお散歩
昨日は孫台風(私の子どもと孫の襲来)で,終日,殆ど運動をしなかったので,今日は是非とも少しは歩かないと,ブロイラーまっしぐらになりそうである.とはいえ,雨の中を長時間彷徨き廻るのも億劫である.
まあ,今日の所は,近場の鎌倉中央公園でも一廻りして,お茶を濁しておこう…ということで,デジカメ片手に家を出る.
勿論,雨が降っている.
足許が濡れても良いように半ズボンとビーチサンダルスタイルである.そして,やや大きめのビニール傘を差して,13時06分に鎌倉中央公園清水塚口から公園に入る.
さすがに,この雨の中,公園を散歩する人など居ないので,辺りには全く人影はない.そればかりか,昨日,あれほどうるさく啼いていた蝉の鳴き声も全く聞こえない.さらに,下の池に巣喰っているウシガエルの啼き声も聞こえない.今日の公園は全く静かである.
私は透明なビニール傘を透かして辺りを見回してみる.ビニール傘に付着した雨粒が如何にも面白い雰囲気を醸し出しているので,今日はビニール傘を透かしてみる風景に焦点を当てて,何枚かの写真を撮ってみようと思う(冒頭の写真).
上の池から木道を歩く.木道が雨で濡れて光っている.この光具合が実に面白くて,私の絵心をくすぐる.
<濡れた遊歩道と休憩舎>
■緑陰を見上げる
降りしきり雨の中,ビニール傘越しに頭上の緑陰を見上げる.
なんだか面白い風景に見えるの.そこで,遊び心でビニール傘を透かして見える緑陰をデジカメに収める.
<ビニール傘を透かして見上げる緑陰>
■とにかく涼しい
園内には絶えず涼しい風が吹いている.暑くも寒くもなくて,雨にも拘わらず,実に心地がよい.
”今,気温はどのくらいなんだろう…”
私は,左手でビニール傘を持っているので,右手だけでカバンの中の携帯電話を取り出す.人間に手が2本しかないのは,実に不自由だなと実感する.気温はなんと27℃もある.
気温が27℃もあったら,むしろ蒸し暑いと感じるのが普通だろうが,どうやら最近の猛暑で,暑さに対する感覚が鈍感になっているようである.
<園内の気温は27℃>
<山崎から上町屋へ>
■天神山山麓のコル
家を出たときは,鎌倉中央公園を一廻りしたら,すぐに帰宅するつもりだったが,私の足が勝手に,あらぬ方向に歩き出す.
もうこうなったら,どこへ行くかは足に任せるしかない.
13時15分,山崎口から公園の外に出る.そのまま山崎方面へ.
三叉路に突き当たって左折して,13時31分,バス停山崎に到着する.この辺りに,昔,宝積寺という寺があったという.頭上を湘南モノレールの電車が通過していく.
信号を渡ってすぐ左手にある路地に入る.急な階段道を登って,13時32分,天神山から続く尾根のコルに到着する.
この辺りは鬱蒼とした木立に囲まれた山の中である.
尾根の反対側の急階段を下ると三菱電機鎌倉製作所の敷地に突き当たる.そこを左折して,工場を囲むフェンス沿いの道を西に向けて歩く.
<天神山尾根越えの急階段道>
■鶴岡八幡宮例大祭の案内
三菱電機鎌倉製作所の町屋側の門近くから上町屋の集落に入る.上町屋は歴史のある古い集落である.そのためか集落の中の道路はとても入り組んでいる.集落の中を何回も通らないと,道を覚えるのは困難なところである.
”さて,どこへ行こうか…”
と迷っていると,丁度,目の前の塀に,鶴岡八幡宮の例大祭のポスターが貼ってある.残念ながら例大祭の期間,私は海外に出掛けていて,日本には居ない.
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■長島ふな公園
”そうだ! 久々に長島ふな公に立ち寄って見ようか…”
と急に思い立って,13時53分.上町屋の北の端にある長島ふな公園を訪れる.この公園に特に何があるというわけではないが…
相変わらず雨がシトシトと降っている.
濡れたベンチに座り込む訳にもいかないし,公園で突っ立っていても仕方がないので,長島ふな公園から,畑の中の一本道を泉光院に向かって歩く.
<長島ふな公園> <畑中の一本道>
■泉光院と上町屋天満宮
13時57分,泉光院に到着する.泉光院は真言宗の寺である.本堂の脇に御大師様の立像が建っている.山号は天守山.元青蓮寺の末寺である(鎌倉検定教科書より引用).
雨が降っているためか境内には全く人影もなく静まり返っている.自分が差している傘に当たる雨音しか聞こえない.
続いて,13時59分,上町屋天満宮を参拝する.
『かまくら子ども風土記』によると,平安時代に平良文が夢のお告げを受けて,天神を祀ったのが,この天満宮の始まりだという.
”そういえば,この近くに吉祥寺跡があるはずだ…”
と余計なことを思い出す.雨が降っているのに…
うろ覚えだが.上町屋天満宮前の坂道を少し登ったところにある三差路の左側に,確か吉祥寺跡があると『かまくら子ども風土記』に書いてあったように思うので,その辺りを探してみるが,どこだか良く分からない.
結局,諦めて,再び上町屋天満宮前に戻る.
<泉光院> <上町屋天満宮>
<梶原から寺分へ>
■泣塔と州崎古戦場碑
上町屋天満宮から旧国鉄跡地沿いに梶原方面に向かう.広々とした原っぱが広がる.
14時13分,泣塔が安置されている小さな丘の裏側を通過する.『かまくら子ども風土記』によると,泣き塔は州崎合戦の戦死者の霊を慰めるために立てられた供養塔だという.
14時16分,上空をモノレールが走っている道に突き当たる.ここを左折して,ちょっと急な坂道を登る.
14時19分,進行方向左手にある州崎古戦場碑の前に到着する.
元弘3年(1333年),新田義貞軍はこの辺りで北条赤橋守時軍と激突したという.
<泣き塔のある丘> <州崎古戦場碑>
■寺分一丁目へ降りる
モノレール沿いの道を一番高いところまで登ると眺望が開ける.
眼下に見えているのは寺分1丁目辺りの住宅地である.その先の見えている山は,等覚寺や大慶寺の裏山である.この山の向こう側が深沢である.
風景を堪能してから,寺分1丁目まで階段道を一気に下る.
<高い所から寺分1丁目付近を望む>
■大平山公園を経由して出発点に戻る
一旦,寺分1丁目まで下ってから,寺分3町目にある鎌倉中央公園清水塚口を目指して,住宅地内の長い坂道を登る.
14時37分,大平山公園を通過して.13時37分,振り出しの鎌倉中央公園清水塚口に戻る.
水平歩行距離5.0キロメートルのプチ散策であった.歩数は8411歩だった.
こうして雨天のお散歩は終わった.
<ラップタイム>
13:06 鎌倉中央公園清水塚口歩き出し
13:15 〃 山崎口
13:31 バス停山崎
13:32 天神山山麓のコル
13:53 長島ふな公園
13:57 泉光院
13:59 上町屋天満宮
14:13 泣塔のある丘
14:19 州崎古戦場碑
14:35 大平山公園
14:37 鎌倉中央公園清水塚口着
[散策記録]
■水平歩行距離 5.0km
■累積登攀高度 106m
■累積下降高度 106m
■所要時間(休憩時間込み)
鎌倉中央公園清水塚口発 13:05
〃 着 14:37
(所要時間) 1時間32分(1.53h)
水平歩行速度 5.0km/1.53h=3.27km/h
(おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/49e3b1fab361c030b8ce4878cd3d8a69
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)
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