趣味三昧；駅弁回顧録：昭和59年；東北本線；宇都宮駅「珍味中華弁当」
昭和58年（1984年）7月16日に購入した東北本線宇都宮駅の駅弁である．
昭和58年と言えば，今（2016年）から32年も前の駅弁である．
当時，私は大手電機会社の社員であった（出来の悪い…）．サラリーマン生活としてもそろそろ自分の来し方行く末が，自分でも良く分かっている時代である．
今はどうなっているか知らないが，当時，年令が50才を過ぎると，昇給額はそれまでの半分になり，会社からは第二の人生を真剣に考えるように口酸っぱく言われ始める．
私も，ご多分に漏れず，関係会社への出港を命じられた．
この関係会社は，小型コンピュータの販売会社，親会社からコンピュータのハードウエアと基本ソフトウエアだけを仕入れ，そこにアプリケーションソフトウエア開発して顧客に販売することと，顧客に販売したコンピューターのメンテナンス業務を行う会社であった．
この販売会社は一部の受注前の営業活動を，さらにサブの販売会社に委託していた．
私の仕事は，この受注前営業支援，ソフトウエア開発，顧客のコンピュータ部門の技術教育などであった．
私はこれらの仕事を進めるために，随分とあちこちに出張していた．
この日も，某サブ会社支援のために日帰りで宇都宮に主張した．
仕事を終えて，この弁当を購入して帰りの電車に乗車した．そして，弁当を食べながら，やっと気分的にも緊張を和らげることができた．
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東北新幹線の大宮，盛岡間が開通したのは，確か1982年．さらに，東京，大宮間が開通したのが1985年だったと記憶している．
この駅弁を購入したときには，東京から新幹線リレー号という列車にに乗って大宮まで移動してから，やっと新幹線に乗り換えていた．
この包み紙を眺めながら，
”昭和も遠くなりにけり”
を実感している．
そして私も…
当時は想像さえできなかった余生を，まあ，まあ，恙なく送っている．
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冒頭の写真だが，赤い地に黒い字で印刷されている文字が良く写っていない．下の写真はこの包み紙の中央部だけをコピーしたものである．
包み紙の下の方に印刷されている「○いい旅立ち✩」が懐かしい．
（次回につづく）
[編集後記]
２０１６年８月１２日（木） 晴れ
今日は「箱根ハイク」グループの皆様約10人と一緒に，箱根の飛龍の滝から鷹巣山，千尋の滝を周遊する予定である．当グループは男優位の珍しいグループである．歩きながら天下国家のこと，エネルギーのことなどを雑談し合うのが常である．
出発前の僅かな時間を利用して，久々に「駅弁シリーズ」の記事を認めた．
手許にはまだまだ未発表の駅弁包み紙が残っている．これらを全部記録するのに，あとどのくらい掛かることか．まさにトホホである．
でも，これは自分が勝手にやっていること．どこで打ち切りになっても，どうということもないか！
そう考えると，ちょっとむなしい気もしてくる．でも，まあ，いいさ，これも老化防止でやっていることなので…
（愚痴おわり）
「趣味三昧；駅弁回顧録」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/0ddac8875c993a444c3df2b2c326df9a
「趣味三昧；駅弁回顧録」の次回の記事
（なし）
「趣味三昧；駅弁回顧録」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/650ca52df63784015e802a9e289eb792
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