<高岡駅駅「お好み越路弁当」>
閑話休題;駅弁回顧録(16):昭和59年高岡駅「お好み越路弁当」
2013年4月24日(水)
さて一寸時間に余裕があるときに,駅弁回顧録の続きを整理することにしよう.
実は,本来ならば水曜日の今日(4月24日)は,丹沢の塔ノ岳に出掛けるつもりだったが,今日の天気予報が雨だったので,急遽,昨日(4月23日)の内に,塔ノ岳を往復してしまった.
今日の鎌倉は,天気予報より早めに朝から雨が降り始めている.それに予報が少し外れて,暖かいはずが,冬物を着ないと少々寒い憂鬱な一日になりそうである.まあ,こんな悪天候のときは,神仏が,
“(そう外に出たがらずに)少しは家でジッとして居なさい”
と諭しているものと思って,自宅でノンビリ過ごそうと思う.
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さて,今回記録に残したいのは昭和59年(1984年)8月16日の北陸本線高岡駅の「お好み越路弁当」800円也である.
駅弁の中身より包装紙だけに興味があった私は,今となっては,この駅弁の中身が何だったかは全く思い出せない.ただ,北陸本線や羽越線沿線の駅弁は,どの駅弁にもとても美味しい魚の切り身が入っていて,それを食べるのが楽しみだったことを覚えている.だから,私は今でも,北陸本線や羽越線の旅にあこがれがある.それも超有名な駅弁ではなく,ご当地の一番安い駅弁を楽しみたいからである.
昭和59年と言えば,今から29年も昔のことになる.私のサラリーマン生活の先行きがそろそろ見え始めた年頃でもある.この駅弁を購入した5年後に,私は長年勤務していた会社を早期定年退職して,某所にトラバーユした.
さて,この駅弁を購入した当日,私は富山と金沢へ出張していた.当時,私は汎用計算機のシステム技術部門の責任者であった.私は北陸地方のシステム技術支援体制を強化することを目的に出張していた.出張先での移動の途中で,列車の中でこの弁当を食べた.
この包装紙を眺めながら,
「高岡から能登半島辺りには,沢山の観光地があるな…定年退職したら,是非,あちこち旅行してみたいな…」
と思っていたことを,今でも鮮明に思い出す.
あれから幾星霜.
私は,それ以降,仕事以外でこの地を訪れたことはない.
当時,上司から,
「オマエ…サラリーマンだったら近代五種をちゃんとやれよ」
と良く言われた.
もうこのブログでも数回書いたかも知れないが,近代五種とは酒,タバコ,麻雀,カラオケ,ゴルフである.私は酒は全く弱いし(というより飲めない),タバコは吸ったこともない.麻雀はルールが面倒臭くて覚える気がしない.カラオケなど真っ平.ゴルフは練習場通いをしている内につまらなくなりやめた…てな訳で,私は全くの落ちこぼれの不良社員だった.
もっとも,今時,こんな近代五種を強要する上司が居る会社など皆無だとは思うが…
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もうすぐ12時である.
相変わらず冷たい雨が降っている.
今日は,夕方から,元会社で親しかった方々との懇親会がある.半年に1回程度の頻度で開催している楽しい会合である.近代五種とは全く縁がない私でも,古い仲間との気儘な雑談はとても楽しい.
懇親会に出掛けるためなら,冷たい雨など全く気にならない.今から懇親会が楽しみである.
(つづく)
「駅弁回顧録」の前回の記事
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閑話休題;駅弁回顧録(16):昭和59年高岡駅「お好み越路弁当」
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