閑話休題;胆石症闘病記のその後(まずは順調)
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退院後約4ヶ月;2016年7月20日(水)
<胆石症治療のその後>
胆石症の手術を受けてから約4ヶ月経過した.術後の経過は順調である.
本日(7月20日)午前中から昼下がりまでは,鎌倉芸術館で開催中の展覧会の見学に言っていた,この展覧会には,元勤務先で同じ職場に居られた方が2枚の水彩画を出展している.毎年,この展覧会を見るのを楽しみにしている.
展覧会から帰宅後,胆石症手術後,つい先日受けた血液検査の結果を伺うために近くのクリニックを訪れた.その結果を記録に残しておこう.
なお,展覧会見学の結果は別スレットを立てて記録することにする.
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月日が経つのは実に速いもので,私が八王子の某病院で胆石症の手術を受けてから早4ヶ月になろうとしている.
手術の結果は,私にとって大満足である.ここ2~3年,ときどきおこる胃痛に悩まされていたが,実はこの痛みの原因は胃ではなく胆石であった.
健康診断で,以前からかなり大きな胆石があることは分かってはいたが,特に悪さもしなかったので,掛かり付けの医師も,
「…こういうのをサイレントストーンって言うんです.症状が出ない限り,そのままにしておいても構いません…」
とのことだった.
その胆石が2~3年前から,ジワジワと頭をもたげはじめたという訳である.
最初の異変は,街道歩きで中山道を歩いているときだった.昼食時にたまたま近くにあった天丼屋に入って,天丼を食べた.食べた後,15分ほど経過したときに,急に激しい胃痛に悩まされた.お腹を抱えウンウン唸りながら30分ほど我慢すると,何となく胃痛が治まった.
その後,こんな胃痛が月に1回程度の頻度で続いた.
私は,意思から頓服用の胃薬を処方して貰って,常時持ち歩くようになった.
胃痛の頻度は,月1からやがて週1位まで増えた.さらには,2~3日に1回程度の頻度で胃痛に悩まされるようになった.
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プライベートなことなので具体的数値は,ここでは記さないが,胃痛の頻度が増加するにつれて,血液検査をおこなっていた.
検査項目は,
(検査項目) (基準値)
総蛋白, 6.7~8.2g/dl
尿素窒素, 3.8~5.3g/dl
尿酸, M3.7~7.0mg/dl
総コレステロール, 130~219mg/dl
中性脂肪, 35~149mg/dl
ZTT, 2.0~12.0U
総ピリルピン, 0.2~1.1mg/dl
AST(GOT), 10~40U/L
ALT(GPT), 5~45U/L
ALP, 110~360U/L
LD, 115~245U/L
コリンエステラーゼ, M235~494U/L
γ-GT, M75U/L以下
Fe, M45200ug/dl
A/G比, 1.36~2.26
Albumin, 57.5~69.2%
α1-Globulin, 2.0~12.2%
α2-Globulin, 5.9~9.7%
β-Globulin, 8.0~12.2%
γ-Globulin 11.1~22.0%
である(数値は転記ミスがあるかもしれないので正確かどうか分からない).
その結果,手術を受ける前は,
AST(GPT),
ALT(GPT),
ALP,
γ-GT,
アミラーゼ
が,ここに掲示した基準値より高い値を示すことが多くなった.これ,結構,ショック.
また,項目によっては良くなったり悪くなったりするが,γ-GTだけは,ここ1年ほど悪くなりっぱなしだった.私は,平素,一滴もアルコールを嗜まないのに…なんでγ-PTが高いんだ.
医師は,この状態を見て,
「…痛いのは胃ではなく,胆石が原因です.胆石を取ってしまいましょう…」
と私に提案する.
胆石が原因で肝臓を痛めているというのである.
今まで親から貰った身体にメスなど入れたことがなかった私は,手術を受けるのに,かなり躊躇した.
でも,結果的には,胆石症の手術を受けることにした.
この手術の経緯は,すでにこのシリーズで記録したとおりである.
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たった10日間の入院だったが,その間,足腰を中心とする体力の減退は大変なものだった.
退院3日後,ようやく自宅近くの源氏山まで歩いてみた.
何とか歩けた.
その後,毎日,自宅から大船駅まで,片道2.5キロメートル,標高差約60メートルの道のりを歩き続けた.
そして約4週間後,漸く塔ノ岳登山に復帰した.
ただし,復帰第1回目は小草平(堀山の家)まで.
その後は,何回となく塔ノ岳山頂まで登ってはいるが,未だに脚力は完全には復帰していない…が,とにかく塔ノ岳山頂までは問題なく登れるようになったので,贅沢は言えない.
そんな経緯があってから,このほど,手術後最初の血液検査をした.
本日(7月20日),その結果,何れの数値も基準値のほぼ中央の数値を示すようになった(プライベートなことなので具体的数値は伏せる).
万歳!
正常値に戻ったことは,実に嬉しい.
手術の結果,明らかに改善されている.嬉しい結果である.
医師は,”よかったな”という表情で.
「血液検査の結果は異常なしです…」
と言う.
「ありがとうございました…お陰様で天ぷらを食べても胃が痛くなることがなくなりました…」
「食べ物に制限がなくなるのは良いですね」
次回は,約1ヶ月後に医師のチェックを受ける予定である.
いずれにしても,血液検査に「異常なし」とは本当に良かったナと思っている.
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話題が逸れるが…
昨日,大橋巨泉さんが亡くなった.つい数日前も…
昭和を代表する有名人がつぎつぎに旅立つ.どちらの方も私と同世代である(正確に言えば私よりちょっと若い).
こんな報道に接する度に,改めて自分も若くはないんだ…山登りで浮かれてばかりいないで,「晩期高齢者」としての自分の生き様を,しっかり見据えなさいという神仏からのお叱りが聞こえてくるような気がしている.
確かに,人生の締めくくりをどうするか考えないと行けないな…でも,その前に山仲間から「富士山に登ろう…」とのお誘いがあるので,とりあえずは富士山に登ってから考えよう.
…ということで,自分の往生際を考えるのは先送りすることにした.
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夕食後,何とはなしに,地元のケーブルテレビの番組を見る.
丁度,鎌倉の花火大会の様子を中継している.
テレビの画面の中で,「ド~ン…」という大きな音とともに尺玉が空中に舞う.テレビから聞こえてくる「ド~ン…」の音から,1秒ほど遅れて,海の方から地響きを立てるように「ド~ン…」という実際の音が聞こえる.
「あつ!…そうだ! 今日は鎌倉の花火大会だったな…」
急いで2階の窓から海岸の方を見るが,視界が微妙に前の家で遮られて花火そのものは見えない.ただ海の方が花火でピカピカと明るくなるのが見える.その1秒ほど後に「ド~ン…」が伝わってくる.
”今年も,いよいよ夏本番だなあ~”
(おわり)
胆石症闘病記の目次
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(なし)
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