<尊仏山荘の猫,ミャ~君>
チャンピョンとネコに出会った丹沢;塔ノ岳(今年7回目)
(単独山行)
2016年3月5日(土) 曇・暖かい一日
■あいにくの曇り空
先週の土曜日は,所用があって,塔ノ岳に行けなかったので,根幹は2週間ぶりの塔ノ岳詣でである.
歳月の過ぎ去るのは実に早い.ついこの間,新年を迎えたかと思っていたのに,今日はもう3月初旬になっている.何時ものように,今朝も4時10分に家を出発したが,朝から暖かなので,冬の間のように,
”さあ,出掛けるぞ!”
と気張らなくても,気楽に出掛けられるから大助かりである.
それに,日の出も大分早くなり,私が何時も乗っている東海道本線下り一番電車が小田原に到着する頃には,夜が明け始める.
小田原で小田急電車に乗り換える.小田原駅の階段を登っているときに,途中で息切れがしてくる.
”今日は随分と身体が重いな.塔ノ岳山頂まで登れるかな”
と心配になる.
小田原6時04分発の新宿行急行電車に乗車する.電車が新松田に近付く頃.
”そろそろ富士山と矢倉岳が重なる風景が見られるかな”
と車窓の風景を眺めるが,まだ明け切らない空に矢倉岳がシルエットのように見えているだけ.あいにくの曇り空で富士山は全く見えない.
渋沢から大倉までの臨時バスが出る.かなりの立ち席が出るが,大混雑と言うほどでもない.乗り合わせた常連はTGさん,TNさん(男性),TNさん(女性),IIJさん,TDさんなど.臨時バスは6時40分に発車.6時50分に大倉に到着する.
■バス停大倉の猫
バス停大倉で,若い猫を見つける.この猫,歩道の真ん中で座っている.まだ,若くて可愛い.
何をさておいても,この猫の写真を数枚撮ることにする.しかし猫はジッとしていないので,なかなか良い写真が撮れないが,まあ,こんなところで良しとしようとしたのが下の写真である.
6時57分,TGさん,TNさん(男性),TNさん(女性)のご常連4人の方と前後して,大倉を出発する.以前の私なら,多分,皆さんと一緒に登ることも可能だったかもしれないが,今の私はとてもではないが,一緒に歩くだけの体力はない.最初から私は敗残兵のような気分で後に続く.
このところ雨が降っていないので,路面は良く乾いている.
<バス停大倉の猫>
■大蔵の梅が満開だ
バス停大倉付近の梅が見頃である.
ちょっと足を止めて,梅の写真を撮る.
<バス停大倉付近の梅>
■やっぱり付いて行けない
7時03分,登山口を通過する.私は何とかTDさん,TNさん(男性),TNさん(女性),TGさんの4人の後ろに付いて登り続ける.しかし,克董窯を過ぎて舗装道路から草道に入る辺りで,このままこの4人に付いていったら途中でバテると思って後を付けるのを諦める.
すると瞬く間に4人との距離が開き始める.そして,ついにこの4人は私の視界から消えていく.
”あ~ぁ…! なんて情けないんだ”
正直なところ,実に口惜しいが,冷静に自分の年令を考えたら,付いて行けなくて,当たり前じゃないか.そんなこと理屈では十分に分かるのだが…
”今日は身体が重いし,無理はせずに公園でも歩く気分で気楽に登ろう…”
と,ようやく気分を入れ替える.
<7時11分頃4人の後ろを歩く> <7時13分,もうこんなに引き離される>
■見晴階段
ここから先は単独行である.重い身体を引きずるようにして,ゆっくり,ゆっくりと登り続ける.
”流れるような汗は絶対かかないぞ…”
と心に決める.
7時25分,観音茶屋を通過する.先ほど私を追い抜いていった若者が茶屋前のベンチで衣服調整をしている.
観音茶屋からジグザグの山道に入る.若者が次から次へと私を追い越して登っていく.
7時49分,トイレ工事中の見晴茶屋の裏手を回って,見晴階段に差し掛かる.ここで,何時ものように見晴階段を見上げて,定点観測用の写真を撮る.
意外なことに,もうもっと高い所を登っているだろうと思っていたTDさんが,私のすぐ目の前を登っている,どうしたことか,TDさんは長い木の板を持っている.ちょっと急いでTDさんに追い付こうかと思ったが,そんなことをすると後で疲労がでてくるかもしれない.追いつけるかどうかは,成り行きに任せることにする.
坂を見上げると,沢山の登山客の後ろ姿が見えている.
<見晴階段>
■KIさんと一緒に一本松を通過
見晴階段を登り切って,モミジ坂に差し掛かる.この坂道は決して急勾配ではないがとにかく長くて飽きがくる.私は,ユックリペースを崩さないように注意しながら登り続ける.
坂の途中で,先ほどのTDさんと同じように,長い木の板を持ったKIさんが私に追い付く.良く見ると,長さ1間ほどの薄板を2枚脇に抱えている.
「随分重そうですね…」
「見た目には重そうに見えるけど,1枚500グラムで結構軽いんですよ…」
私もほんの少し歩行速度を上げて,KIさんと一緒に登り続ける.
ご本人から直接伺うのを忘れたが,お二人がボッカをしている木の板は,間違いなく堀山の家の改修工事に使う材料である.
「…実は大倉尾根で鎹(カスガイ)を拾い続けて,ちょっとした袋一杯になりましたよ.KIさんにプレゼントしようと思うんですが,何しろ重くって…なかなか持って来れません」
「袋一杯もあるんじゃ,重くてなかなか大変だね」
「その内に堀山の家にでも預けておきますよ…」
ちなみに,KIさんはボランティアで大倉尾根の道路の改修工事をしている.そのお役に立てれば…ということで私も鎹を拾い集めている.
そんな会話をしている内に,8時02分,一本松を通過する.
一本松を通過すると平坦な道になる.
「平らな所だけ,ちょっと先に行かせてもらいます…」
とKIさんにお断りして,平坦地での歩行ピッチをちょっと上げる.
■駒止階段
やがて駒止階段に差し掛かる.大倉尾根では先ほどの見晴階段に続く2番目の難所である.ここで頑張っちゃうと後でへたるので,気持ちを抑えながら,ユックリ登るように絶えず心掛ける.すぐ目の前に登山者が居るとすぐに追い越したくなる…これが疲労の原因の一つになることは十分に分かっている.
8時16分,やっと駒止茶屋を通過する.大倉を歩き出してから1時間19分も経過している.最近の私の平均値と比較しても3分ほどビハインドである.
”遅くても良いさ…今のところ疲労感がないから…”
と自分に言い訳をする.
<駒止階段>
■小草平(堀山の家)
堀山の尾根道に差し掛かる.大倉尾根で一番楽しく歩けるところである.ここはほぼ平坦なので思いっ切り歩行速度を速める.
ふと前方を見ると,TGさんの後ろ姿が見える.
”あれ,どうされたんだろう…”
ほどなくTGさんに追い付く.そして暫くTGさんと一緒に歩く.
富士山が良く見えるはずの場所で,雲が掛かって何も見えない富士山の写真を撮る.
8時25分,堀山の道標を通過する.ここからは緩やかな下り坂である.
「下りなので,先に行かせてもらいます…」
とTGさんにお断りして,歩行速度を速め,先に行かせてもらう.
8時32分,小草平に到着する.小草平のベンチで数名の登山者が休憩を取っている.堀山の家の前では,どなたかが木の板を鉋で削っている.
堀山の家の玄関に吊り下げてある温度計は8℃を指している.やっぱり今日の気温は高めである.
小草平からの富士山の眺めも良いはずだが,今日の富士山は雲の中である.
<堀山の尾根道で見えない富士山を撮る>
■チャンピョンとすれ違う
小草平から長い急坂が始まる.長い急坂はしんどいけれども,如何にも登山をしているような気分になるので,私はここを登るのが大好きである.
8時37分,上から降りてくるチャンピョンとバッタリ.チャンピョンは,相変わらず,すれ違う人達にチャンピョン名刺を配っている.
私を見付けると,
「やあ,鎌倉のFHさんですね…鎌倉案内の…」
と私に挨拶する.私は.
「写真を撮らせて下さい…」
とチャンピョンにお願いする.
チャンピョンは.
「万歳しているところが良いですね…」
と言いながらポーズを取ってくれる.
私はチャンピョンと出会う度に,何か勇気をもらったような気分になる.
今日のチャンピョンは珍しく軽装で,ポリタンクを一つ持っているだけ.
<万歳をするチャンピョン>
■萱場平
毎度,大倉尾根を登っていて感じるのは,私には戸沢分岐手前ぐらいを登っているときが一番シンドイということである.私は必要以上に体力を消耗しないように十分に気を使いながらノソノソと登り続ける.
8時55分,ようやく萱場平に到着する.ここで定点観測の写真を撮る.
”早く鬼アザミが芽を出さないかな…”
私は,毎年,木道の間で繁茂する鬼アザミを,今日か,明日かと首を長くして待っている.
萱場平の写真を撮っていると,後ろから,
「今日は地面が良く乾いていますね…」
と誰かに突然声を掛けられる.
振り返ると,何時の間にか,TGさんが私に追い付いている.
また,暫くの間,TGさんと一緒に登り続ける.
<萱場平>
■後七分坂(花立階段)
沢山の若者に追い抜かれながら,萱場平から先の急坂を登り続ける.
坂道を登りながら,某大学から委嘱されている調べ物をどう纏めるかとか,今度の展覧会の絵をどう仕上げるか,などなど,色々と碌でもないことを考え続ける.
ふと気が付くと,先ほどまでご一緒だったTGさんの姿が前にも後ろにも見えない.TGさんは一体何処を歩かれているんだろう? 少々気になるが,”まあ,いいや…”で,とにかく登り続ける.
9時12分,ようやく後七分坂(花立階段)に到着する.一息入れてから登り始める.何時もながら全くシンドイ階段である.
階段を3分の2ほど登ったところで,後のバスで来られたMGさんに軽々と追い抜かれる.
<花立階段;花立山荘の幟が見えてからが辛い>
■花立山荘
9時18分,ようやく花立山荘に到着する.山荘前のベンチでは数名の登山者が休憩を取っている.富士山は相変わらず見えない.今日は後七分坂を.定額通り7分で登りきったようである.
大倉から花立山荘までの所要時間は2時間21分.何とも冴えない時間だが,これが今の私の実力である.また,小草平からは46分もかかっている.
山荘前ではMGさんと花立山荘に勤務しているカナブン氏が立ち話をしている.
私が二人に近付くと,MGさんが,私に,
「…ここから塔ノ岳山頂まで30分ぐらいでしょう…9時50分ぐらいには塔ノ岳山頂に着きますよ…」
という.
私は内心で,
”今の私には30分は一寸無理かな…”
と思う.
MGさんと一緒に花立山荘を出発するが,MGさんとの距離は瞬く間に広がっていく.
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<花立山荘>
■花立山
花立山荘から花立山までは僅かな距離しかないが,私にとって大倉尾根に中で一番辛く感じる場所である.特に花立山荘からの階段道は段差が大きすぎて登り下りともに大変である.
私が階段道を半分も登らないうちに,花立山荘をほぼ同じ時間に歩き出したMGさんは,もう花立山の山頂近くを歩いている.この歴然たる差,こればかりはどうにもならない.
花立山荘から11分も掛けて,ようやく花立山山頂に到着する.上空は晴れているが,残念ながら富士山や南アルプスの山々は雲の中である.ただ,前方に聳える塔ノ岳がよく見えている.ここまで来れば.塔ノ岳山頂は,もう目と鼻の先である.
←クリック拡大
<花立山山頂>
■塔ノ岳山頂
9時35分,ようやく金冷シを通過する.
今日は体調がそれほど良くなかったが,歩き出しで無理をしなかったので,山頂近くに来ても特段の疲労感はなく,歩き出しと同じ速度で歩き続けている.私は,この調子で山頂までユックリペースを崩さずに登るつもりである.
金冷シから最初の階段を登り始める.もうここまで来れば,速く歩こうが遅く歩こうが所要時間に大差はない.
私はユックリペースで,最初の階段を登り切る.そこから,短い下り坂に差し掛かる.何とそこにはまだ残雪があり,その先はとんでもない泥んこ道になっている.この辺りは,どう通ろうと泥んこは避けられない.
”泥んこ靴は,どうせ後で洗えばいいや…”
で意を決して,グニャグニャした泥んこ道を通過する.
次いで金冷シから2番目の階段を登り始める,1番目の階段に比較するとやや急勾配である.途中で登るのがイヤになり始めるが,ここから先は惰性で登り続ける.
いよいよ最後の3番目の階段に差し掛かる.ここから先は,昨年,大幅に改修され,殆どが階段道になってしまった.その結果,以前の道に比較すると随分と歩き易くなっている.
山頂直下で,下山してくるYDさんとすれ違う.私は.
「…あれ! MGさん,置いて来ちゃったんですか?」
とYDさんに伺う.
「山頂が寒くて,ジッとして居られないので,先に降りてきてしまいました…」
とのこと.
ダラダラと階段道を登って,9時52分に塔ノ岳山頂に到着する.
山頂では,MGさんが私の山頂到着を待っている.私が到着時間をノートに記入してから.MGさんの所へ行く.MGさんは,ご自分の時計を私に見せながら,
「…今,9時53分です.私の時計は電波時計ですから正確です.間違いなく10時前に山頂に到着しましたよ…」
と私を祝福してくれる.有り難いことである.
「…私,(大倉発)13時11分のバスに間に合うように下山します」
とお伝えして,一旦,MGさんとお別れする.
今日は雲が掛かっていて,富士山や南アルプスの眺望は全く利かないが,残雪の鍋割山稜が見えている.3月とはいえ,山はまだまだ冬だなと実感する.
今日の大倉から塔ノ岳山頂までの所要時間は2時間55分.たった5分とはいえ,とにかく3時間を切ったのは,率直に嬉しい.
花立山荘から塔ノ岳山頂までの所要時間は33分.まあ,まあ,という所だろう.
大倉と塔ノ岳山頂との累積登攀高度は1,269メートルある.そこを2時間55分で登ったとすると,登攀速度は時速436メートルということになる.まあ,400メートル/時より速ければ,世間的に見たら決して遅いとも言えないなと,自分を慰める.
<塔ノ岳山頂から鍋割山稜を望む>
■尊仏山荘
山頂の温度計を見る.6℃を指している.
丁度そのとき,KIさんとMTさんが山頂に到着する.
「…今,何度ですか?」
とKIさんが私に聞く.
お二人が尊仏山荘に入るというので,私も久々に尊仏山荘に入ることにする.お二人の後に付いて山荘に入る.大倉を一緒に歩き出したTNさん(男性)とTNさん(女性)が先客である.お二人は9時35分頃山頂に到着したとのことである.
小屋番はオーナーのHDさんとTYさん.久々に300円也のお茶を所望する.
尊仏山荘の名物猫の華伊達美弥雄君(ミャ~君のこと)は,相変わらずストーブの前で昼寝をしている.この猫,今年は18歳になるはずである.人間に換算したら,一体,幾つになるんだろうか.
<尊仏山荘の名物猫,華伊達美弥雄さん>
■ユックリ注意しながら下山
10時12分,塔ノ岳山頂から下山開始.
山頂直近の階段で,韋駄天のTTさんとすれ違う.
山頂から花立山荘付近まで,TNさん(男性),TNさん(女性)と一緒に下山するが,段差の大きい階段の所からは,お二人に先に下山してもらう.
私は,大倉13時11分発のバスの時間に合わせて,ユックリと下山する積もりである.
金冷シ手前の階段で,登って来るカメラマンのMMさんとすれ違う.
10時34分,花立山荘を通過する.
花立階段の途中から眼下に見える風景を写真に収める.大倉尾根の向かって右側は霧が掛かっていないのに,左側には霧が掛かっている.なんとも凄い風景である.
私は花立階段を3分の1ほど降りたときには,つい先ほどまで一緒だった2人の姿は私の視界から完全に消えている.
<花立階段からの眺望>
■堀山の家で一休み
11時04分,やっと萱場平を通過する.足の膝を気にしながらの下山は結構時間が掛かる.その後も,次から次へと登って来る登山客とすれ違いながら,ユックリペースで下山し続ける.
11時20分,小草平に到着する.小草平のベンチは登山客で大賑わいである.ここまで下れば,もう,こっちのもの.後は駒止階段と見晴階段を注意して下れば問題はない.内心でホッとする.
堀山の家の女主人が小屋の前でどなたかと雑談をしている.女主人に会った以上,このまま素通りするのも一寸気が引ける.それに,ちょうど喉が渇いているので,堀山の家に立ち寄って,ジュースでも賞味することにする.
小屋の中に入る.丁度,小屋の内部を改装中で,仕切り壁が外されていて,広々としている.私は250円也のオレンジジュースを所望する.
女主人に.
「塔ノ岳山頂まで行かれましたか…」
と聞かれる.
山頂まで登ったことや,山頂の気温が6℃もあって,割合に暖かだったことなどを報告する.話の成り行きで,この頃の私には大倉から塔ノ岳までの所要時間で,3時間を切るのがやっとだと愚痴る.
「…山頂まで登るだけでも大したものですよ…他の人から見たら3時間を切るなんて随分速いなとに思いますよ.でも,やっぱりご自分の過去の実績と比較されるんですね.他人の記録など比較にならないんでしょうね」
と女主人に言われてしまう.
正に図星!.
私にとって余所様の記録との比較など,どうでも良い.要するに自分の過去の記録との比較が関心事なのである.
■バス停大倉
11時28分,堀山の家を出発する.後は,バスの時間を勘案しながら,緩急自在の速度で下山し続ける.まだまだ時間に余裕があるので,稜線歩きを愉しみながらゆっくり下山し続ける.
11時42分,駒止茶屋を通過する.一寸急げば12時40分発のバスに十分間に合うが,敢えて間に合わないように,わざとユックリペースを守り続ける.
12時30分,観音茶屋に到着する.まだ10分ぐらいは余裕があるので,ちょっと立ち寄ってみようかとも思ったが,たまたま店先に女主人の姿がなかたので,そのまま通過する.
12時38分,丹沢ベースを通過.これで靴を洗う時間を残して,丁度良い時間に大倉に到着するなと確信する.
12時53分,バス停大倉に到着する.丁度良い時間である.
バス停大倉の駐車場入口の植え込みで綺麗な花に惹かれる.立ち止まって写真を撮っていると,ドングリ山荘の待合室から,私に向かって盛んに手を振っている人達がいる.塔ノ岳の常連さん達である.
待合室に入る.
そこには,先ほど塔ノ岳山頂でお別れしたMGさんの他に,TGさん,HNさん,YDさん,IMIさん.STさん,IIJさんの土曜日常連さんが集まっている.実は,私にとって,土曜日に顔見知りの皆様にお会いできるのがとても楽しみだし,勇気付けられもする.
どなたかが,私に,
「塔ノ岳山頂まで登りましたか…?」
と質問する.
「はい,登りました…」
と答える.すると山頂まで登ったなんて凄いとおだてられる.
<バス停大倉>
■渋沢駅ミスタードーナッツ
全員揃って,大倉13時11分発渋沢行のバスに乗車する.申し訳ないことに,バスの乗客の大半は私達の仲間である.
バスは渋沢駅に到着する.そのまま駅ビル1階のミスタードーナッツへ.毎度お馴染みの店である.ここで,暫くの間,お茶をしながらの雑談を愉しむ.
つい先日,脂っこい天ぷらを食べて胃痛で散々な目に会った.そこで今日は,胃に刺激を与えるコーヒーを敬遠して,コーラを所望する.正直なところ,コーラではちょっと物足りないが,御身大切なので仕方がない.
<ミスタードーナッツで雑談>
■無事帰宅
私は皆様より一足先にミスタードーナッツをオサラバして,渋沢駅13時58分発小田原行急行電車に乗車する.
小田原14時17分発東海道本線上り電車に乗り換える.
4人掛け1ボックスを1人で占領する.そこまでは良かったか,二宮で残りの座席だけでなく,廻りの座席も大勢のハイキンググループに囲まれてしまう.うるさいのなんのって…
”他人の振りを見て我が身を治せ”
ではないが,私も,時々,仲間達と一緒に席に座ることがある.さぞかし廻りに迷惑だろうなと今更ながら思う.
15時半頃,無事帰宅する.
今日は,歩き出した頃,身体がやけに重いなと思っていたが,登山を終えてみると,全く疲労感はないし,身体も順調なようである.
…ま,ともかく今日も“良かった,良かった”である.
<ラップタイム>
6:57 大倉歩きだし
7:25 観音茶屋
7:49 見晴茶屋
8:16 駒止茶屋
8:32 小草平(堀山の家)
9:18 花立山荘
9:35 金冷シ
9:52 塔ノ岳山頂着
10:12 〃 発
10:35 金冷シ(花立山でアイゼン脱着)
10:44 花立山荘
11:20 小草平(堀山の家)(11:28まで休憩)
11:42 駒止茶屋
12:15 見晴茶屋
12:30 観音茶屋
12:57 大倉着
[山行記録]
■水平歩行距離 7.0km
■累積登攀下降高度 1,269m
■登り所要時間(休憩時間を含む)
大倉発 6:57
塔ノ岳山頂着 9:52
(所要時間) 2時間55分(2.92h)
水平歩行速度 7.0km/2.92h=2.40km/h
登攀速度 1,269m/2.92h=436m/h
■下り所要時間(休憩時間を含む)
塔ノ岳山頂発 10:12
大倉着 12:57
(所要時間) 2時間47分(2.78h)
水平歩行速度 7.0km/2.78h=2.52km/h
下降速度 1,269m/2.78h =456m/h
(つづく)
「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5cd66289cbd3c84258c269431525d889
「丹沢の山旅」の次回の記事
(なし)
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チャンピョンとネコに出会った丹沢;塔ノ岳(今年7回目)
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