香港トレイル50km大踏破;プロローグ(1);ツアー成立
(アルパインツアー社)
2016年1月28日(木)~2月1日(月)
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<出発前の日々>
出発13日前:2016年1月15日(金)
■ツアーが成立した
私は,出発13日前に,五十三次洛遊会主催の世田谷ボロ市ツアーに参加した.このブログに当日の様子を投稿したが,物凄い人出の中で揉まれっぱなしの一日であった.ボロ市ツアーで疲労困憊して自宅へ戻ると,アルパインツアーサービス(株)(以下アルパインツアーと省略)が分厚い封筒が送られてくる.かねてより申し込んでいた「香港トレイル50km大踏破5日間」のツアーがどうやら成立したようである.
アルパインツアーのツアーに参加するのは,昨年(2015年)のカナディアンロッキー(アシニボイン)に参加して以来のことである.結局は,ここ10年余り,毎年,アルパインツアーのツアーに参加していることになる.
今回のツアーに参加する切っ掛けを与えてくれたのは,カナディアンロッキーのツアーでお世話になった同社(大阪)のTMさんである.
カナダから帰国後.TMさんから同社企画の香港ツアーの紹介を受けたのが切っ掛けである.たまたま香港ツアーのツアーリーダーが,ノルウェーのガルボネッケン登頂でお世話になった同社(東京)の若手社員KMさんだとのことなので,懐かしさもあって一も二もなく,
「行きます,行きますよ…」
と二つ返事で参加することにした…が,残念ながらこのツアーは参加者が少なくて成立しなかった.
そんな経緯があって,代替案として今回の香港ツアーに参加することとなった.
今回のツアーリーダーは同社(本社)のHKさん.私は初めてお会いする方だが,HKさんは私のことをご存じだという.これは頼もしい.
参加者は東京12名,名古屋3名,現地参加2名,合計17名とのこと.男女比は電話で伺ったがすぐに忘れた.ただ旨くバランスが取れているように感じた.
■ツアー会社から送られてきた資料
アルパインツアーから送られてきた分厚い封筒には,毎度のことながら沢山の資料が入っている(下の写真).
ツアー日程を示した「旅のしおり」が本人用と留守宅用の2冊.詳細地図,各種注意事項,香港公式ガイドなど盛りだくさんである.
私は送られてきた資料をたたき台にして,これから丹念にプロフィールマップを作って,出発する前に,旅の概要を把握するようにしたいと思っている.プロフィールマップ作りは大変な作業だが,どんなところを歩くのか分かるので楽しみの作業でもある.
出発日12日前;2016年1月16日(土)
■丹沢;塔ノ岳登頂(今年3回目)
そろそろプロフィールマップを作るなど香港ツアーの準備をしなければと思いながらも,今年3回目の塔ノ岳登頂に出掛けてしまう.例によって早朝4時10分に自宅を出発.午前中に塔ノ岳を往復,午後,小田急線渋沢駅構内のミスタードーナッツで,塔ノ岳仲間と一緒に楽しいコーヒーブレーク.
塔ノ岳で気心知れた山の知人にお会いするのも私には大切な行事である.
塔ノ岳は,平素から慣れ親しんでいる山である.この山へ登ると自分の体調や体力の状態が実に良く分かる.ある意味では医師から書いて貰う診断書よりも確かに自分の体調がハッキリと分かる.
私は今年になってから,今日で3回目の塔ノ岳登頂である.今回3回目の登頂は,登りに3時間も掛かってしまい,私としては万全な体調とは言えないが,まあ,まあ,香港50kmの行程には十分対応できるだけの体力はあるなと安心する.
■某大学の調査研究
私は昨年4月から某大学研究所の研究員を拝命している(3年契約).その関係から,今日のミスタードーナッツでのコーヒーブレークの時間を利用して,アンケート記入を依頼する.大多数の皆様には快諾して頂く.本当に嬉しいことである.
コーヒーブレークが終わる.帰りの電車の中で,来る3月に開催予定の神奈美公募展に出品する水彩画の制作のことが気になり始める.
私の心の中に巣喰っているもう一人の私が,
「…お前さん,自分の能力がどの程度のものか分かっているんかね…自分の能力も考えずに,そんなにあちこち手を広げて,一体,どうするつもりだね…」
と私に注意する.
もう一人の私の指摘は尤もである.私は自分でも少々手を広げすぎているなと実感している.
私は,日頃から,同じ自分の口から,
”明日やれば良いことは,今日やらない…”
なんて呑気なことを言っているだけでなく,ガントチャートのような計画表の類は全く作っていない.ただ,一番気になることをしているだけだ.
”こんな状態で,ノンビリ香港へなど行っていていいのかな…”
と自分でも不安になる.
出発日11日前;2016年1月17日(日)
■水彩画;切羽詰まった
私はもう何週間にもわたって,今度の展覧会に何を画くか迷いに迷っている.これは毎度のことだが,何を画くのか迷っているときが一番苦しい.
とはいえ,香港に向けて出発する前に,少なくとも1枚の下絵だけは画いておきたいと思った私は,今日,ピスコ山山頂でのスケッチを題材にすることに決めた.
まずはあまり欲張らずに,20号の小さな作品を作ることにする.早速,当時の資料をかき集めて,鉛筆画の下絵作成に取りかかる.
作業に取りかかれば,仕事は一気に進む.作業を開始してから1時間ほどで,鉛筆画の下絵は何とか見える状態までになる.これで胸のつっかえが一気に取れた感じになる.
■ARENAオフミは見送り
ARENAオフミ定例会を1月24日(日)に開催するという通知を受ける.今回の行き先は伊豆の某所.山旅スクール5期に在籍中に訪れたことのある懐かしいところである.是非,参加したいなと思うが,当日,神奈美展の総会と新年会がある.
残念!
出発日8日前;2016年1月20日(水)
■塔ノ岳常連と筑波山へ
塔ノ岳常連約20名と一緒に筑波山を往復する.山頂は氷と雪の世界.残念ながら山頂付近に雲が掛かっていて,期待していた眺望は全く見えなかった.でも美しい樹氷を見ることができた.
こうして,香港行きの準備をしなければ…と,焦ってはいるが,準備は殆ど未着手である.
■プロフィールマップ作成に取りかかる
筑波山から帰宅後,ようやく,アルパインツアーから送られてきた資料全部に眼を通す.
そろそろ真剣に準備を始めなければダメだと,イライラし始める.
自室の空きスペースに描きかけの水彩画が置いてある.そして机の上には香港の地図や書類が乱雑に広げられている.
こんな状態で,香港ツアーの準備が始まる.
まずは,アルパインツアーから送られてきた地図を眺める.すぐにトレッキングの概要は分かったが,地図に記載されている等高線が不鮮明なので,プロフィルマップ作成はかなり困難だなというのが実感である.
<アルパインツアー社から送られてきた資料>
■手紙
■旅のしおり (本人用と留守宅用控) 2冊
■書類 1式
持ち物(個人装備)参考例
航空機にお荷物を預ける際の諸注意とお願い
香港トラベルメモ
■地図 1式
香港全体図
香港トレイル地図セクション1~3
〃 セクション4~5
〃 セクション6~8
〃 獅子山(ライオンロック)
■香港公式ガイド 1冊
■リムジンバス時刻表 1冊
■その他 1式
空港宅急便案内
スカイライナー(都心・成田)
タグ(2枚)
機内持込ビニール袋
(つづく)
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